木の家 波の家
波の家について
島の流儀 人々が助け合う暮らし
島の暮らしには、古くから助け合いの精神「結(ゆい)」が受け継がれ、中でも模合(もあい、ムエー)と呼ばれる沖縄県や鹿児島県奄美群島において、村の人たちがお互いに助け合うシステムがありました。例えば米を一斗ずつ出し合う米ムエーがかつてはよく行われており、生きるために近所の人たちが協力しあう暮らしを行なっていました。
資料:伊平屋島民俗散歩(上江洲均氏著)
一見、現代のほうが進化した暮らしのように見えて、人間らしい進んだ暮らしというのは、実は、この島にある昔ながらの「結(ゆい)」の精神なのではないでしょうか?
海に沈む夕日
ウッドデッキが現代の「結(ゆい)」を育む
環境になればいい
セイケンハウス代表の西田は種子島出身です。
種子島の家には古くから、南側に玄関があり、その横に必ず広い縁側を作る風習があり、そこで近所の人たちを招いて食事をしたり、コミュニケーションをとる空間がありました。私達は、島にある模合(もあい、ムエー)に近い協力しあう暮らしが減っている現代で家にウッドデッキを作ることは大切な役割があると考えています。
ウドデッキ
島の流儀 新築祝い歌
伊平屋村(いへやそん)という沖縄本島北端の辺戸岬から北西へ33kmの位置にある島では、この新築祝いの歌を三味線にのせて歌うと言います。
●北(ニシ)ぬ木ん寄せて真南(マフェ)ぬ木ん寄せて
かしらむい上げて葦ちょて御祝(ウユエ)
●此の殿内うちに菊の花生けて枝見りば銀(ナンジャ)
芯や黄金(クガニ)
●此の屋敷内や ふんしみのゆたさ ゆちたまい たまい
たまい屋敷
奄美大島の海
島の流儀 家造りの儀礼
伊平屋島での家造りには、大工の棟梁が床柱に酒を供えて安全を祈願します。
この行事をティーンダティ(手斧立て)と言い、その後ンニアギ(棟上げ)があります。
これをカシラダティーとも言います。
この日は七品の料理を作って人夫にふるまうこともあり、葺き終わると、屋根の頂に一人の男が上がって、
酒と花米を供え、それから室内に入り、酒を口にふくんでふきかけます。
外では子供たちが壁をたたいて騒ぐ。また以前は粥を碗に入れて、それを壁にむけてはねかけました。
その時に唱えるのが「チーヤーマー」という唱え言でした。
資料:伊平屋島民俗散歩(上江洲均氏著)
人工知能や自動運転など急速にAIが発達している時代ですが、人間が自然の中の一部であることに変わりありません。
私達は島の流儀を振り返り、その文化を大切にすることで、もう一度、家造りを考えていきたいと思います。
木の家 波の家は、福岡のハウスメーカー・セイケンハウス株式会社が運営する研究所です。
私たちは、縄文時代から続く家づくり研究を通じて、急速に発展する生活のなかで見えなくなりつつある
自然や文化をもう一度見直し、人間があるべき姿を取り戻していく活動をしています。