~違いって何ですか?~
お客様からの質問に
『注文住宅と建売住宅は何が違うんですか?』
『どちらを選べばいいと思いますか?』というのがあります。
確かに一般的な見方をすれば、同じ建築エリアで同じくらいの規模の建物でも、
明らかに違っているのが金額ですよね。
注文住宅 = 高額
建売住宅 = お求めやすい
普通に考えたら同じくらいの家なのにどうして注文住宅は高いんだろ?
と思われても仕方ないかもしれませんし、
同じエリア内のお家で安く購入できるのでお客様から見ると魅力的でしょう。
しかし、一概に金額面だけで高い安いといった判断をすることは出来ませんよね。
なぜなら、外観的な見た目は同じでも目に見えない部分(壁の中や基礎部分)に使用されている素材の違いや工法などは外見からは判断が付きません。
ですから、普通に考えると。
注文住宅 = 希望通りの設計が出来る。(間取り・仕様など・・)= 自由度が有る
建売住宅 = 既に完成されている物件で希望に添う家を探す。 = 自由度が少ない
といった理由から金額面に差が出るんだろうと思われている方が多いかもしれません。
また、実際に内観していただくと住設機器や素材のグレードの違いや造作家具等の仕上がりを見て金額面の差に納得されることもあると思います。
以上のように外見からは判断はつきにくいのですが、しっかり内観まで見学していくと違いがよく分かり、多くのお客様がどちらを選ぶのかを金額面を含め検討されるのだと思います。
しかし、本当に違いはそこだけでしょうか?
ここまでのお話はあくまでも「目で見てわかる違い」ですが、本当の違いというのは
「目に見えない違い」にあると思いますし。
本当に大切なことは目に見えないところにあることが多いのです。
その違いというのは ・ ・
『想いがどこを向いているか?』 だと思います。
? ? 何のはなし? と思われたかたもいるかもしれません。
分かりやすく説明するために 例え話 で話して行きますね。
これはよく現場でもお客様、特に奥様にお伺いするのですが・・
「ハンバーグ」を作ることを想像してください。
① 誰が食べるか分からないけど、期限までに規定の個数のハンバーグを作る。
② ご家族のために家族が大好きなハンバーグを作る。
両方とも ハンバーグを作る ということに違いは無いですよね。
しかし、①は規定の個数のハンバーグを作ることを目的とし、②はご家族を喜ばせることを目的にしてハンバーグを作っています。
はたして本当においしいハンバーグが出来るのはどちらでしょうか?
必ずその味には明確な差が出ると思いませんか?
不思議ですよね ・ ・
「ハンバーグを作る」 材料や手順は同じでも、作る側の想いがそこに入るだけで
必ずその味に差が生まれます。
お家つくりも一緒だと思うのです。
料理もお家も最終的には「人の手」によって作られていきます。
「人の手」によって作られる以上、必ずそこには「人の想い」が込められます。
そこに住まわれるご家族と膝を突き合わせ、何度も何度も打ち合わせを重ねていく過程でご家族の「想い」を受け止め、ご家族の顔を思い浮かべながら一棟々、大切に造りこんでいくお家は必ず素敵なお家になると信じています。
もちろん全ての建売住宅に想いがこもって無いとは思っていません。
多くの建売業者様もお客様のことを思い建築されていると信じています。
注文住宅と建売住宅、どちらが正解かと聞かれたら。 どちらも正解だと思います。
その選択の基準はお客様それぞれの価値観の違いだと思いますし、あくまでも セイケンハウス の『お家つくりの価値観』ですから今後、お家つくりをされる方にお家選びの際の参考にして頂けたら幸いです。
沢山のお客様が『想い』の詰まった『素敵なお家』に出会えることを祈りつつ ・ ・