~景色と視線~

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~景色と視線~

 

 

セイケンハウスではプランニングを行う前に必ず実際に建築する場所に行って周りの景色を360°撮影します。

 

なぜかというと、お家の窓や開口部をどこに設けるか考えるときの参考にするためです。

お家のプランを考えるときに最も注意することのひとつとして、 

 

『どの景色を取り込むか?』 『どの視線を遮るか?』

 

窓や開口部には「明かりを取り込む」「風を取り込む」といった目的以外に『景色を愉しむ』という大切な要素が含まれているからです。

 

多くのお家が1階にリビングをつくることが多いと思うのですが、そのリビングにある窓は通りや周囲のお家の視線を気にしてカーテンが閉まりっぱなし、といったことも珍しくありません。

こうなってしまっては寛ぎの場であるはずのリビングが台無しですよね。

 

とは言っても実際には、よほどの郊外か高台にお家を建てない限り、周辺には近隣のお家

が建っていたり、道路を行き交う人たちがいたりするわけで、なかなか思うようには行きません。

 

そんな時にお勧めするのが『格子』。

セイケンハウスのお家にはリビングに繋がるウッドデッキと大きな庇がついていることが多いのですが、お家のリビングが道路や周辺の視線にさらされるお家には格子をつけます。

①h

 

格子によって通りを行き交う人や周辺のお家からの目線を気にすることなく天気のいい日には窓とカーテンを全開にして心地よい風や光を室内に取り込むことが出来るのです。

②h2

 

 

しかも室内からはしっかり景色を楽しむことも出来、格子の隙間が織り成す柔らかい光の陰影を楽しむことが出来ます。

 

次に景色をいかに愉しむかということなのですが、周辺に素敵な景色を見つけた時は

リビングから如何にしてその景色を眺めるかということを考えます。

周辺に他のお家が密集しているときは2階にリビングを設けることもひとつの手です。

例えば北九州Y様邸、建築場所は傾斜地で土地は道路から一段下がった場所ですが、

③h

リビングからの眺望はこのとおり ・ ・

④h

北九州のシンボル「皿倉山」が一望できます。

 

 

他には「ピクチャーウインドウ」を取り付けることもあります。

名前のとおり写真のように景色を切り取って眺望を愉しむための窓なのですが、その写真がこちら ・ ・

⑤h

山の緑が綺麗で、まるでどこかの絵画のようですね。

また、雨の日には違う表情を見せてくれます。

⑥h

山の稜線に懸かった雲がまるで山水画のようですね。

 

この窓はリビングのソファーに腰掛けた時にその視線の先に眺めることが出来るように設置されています。

他にも小屋裏に設けられた丸窓からは

⑦h

周辺の街並みが一望できます。

 

このように窓の配置や種類を選ぶ上でも、必ず現場に行ってその周辺の景色をしっかりと

考えてプランニングすることが大切だと思います。

 

これからお家を建てる方、また既にプランニング中だという方は是非一度、設計の人と 

 

『どの景色を取り込むか?』 『どの視線を遮るか?』 

 

についてじっくりと話し合ってみてください。

 

 

 

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